坂本弘道ディレクション

9月16日(日)13:30-15:00

ローレン・ニュートン×ハイリ・ケンツィヒ×山崎阿弥×坂本弘道×花柳輔礼乃(日本舞踊)×ヒグマ春夫(映像)

世界的なインプロヴァイザー・ローレン・ニュートン、声のアーティスト・山崎阿弥、2人のヴォーカリストを軸に、スイスより数々のユニットで名をはせてきた辣腕ベーシスト・ハイリ・ケンツィヒ、映像パフォーマンスの先駆者・ヒグマ春夫、さらには日本舞踊の花柳輔礼乃という、世代もバックグラウンドも跳び越えて立ち上がる、幻惑のセッション。

ローレン・ニュートン Lauren Newton(ヴォーカル)、ハイリ・ケンツィヒ Heiri Känzig(ベース)、山崎阿弥(声)、ヒグマ春夫(映像)、花柳輔礼乃(日本舞踊)、坂本弘道(チェロ)

 

■プロフィール

ローレン・ニュートン Lauren Newton(ヴォーカル)

アメリカで生まれたローレン・ニュートンは、オレゴン州とドイツのシュトゥットガルトで声楽の研鑽を積んだ。彼女は20世紀の作品を演奏していたが、次第に様々なジャンルを横断する音楽にのめり込み、フリーインプロヴィゼーションにヴォーカル表現の自由を見出すようになる。ニュートン曰く、「私の想像のなかに埋もれているアイデアを、どうやったら声で表現することができるのか追及するのが大好きなの。」彼女にとっては、創造性へ向かう意識や、あるいは音楽が生まれる瞬間性を探求するほうが、テクニックを追及するよりも遥かに重要なのである。
1979年から1990年にかけて、ローレンはウィーン・アート・オーケストラにてヴォーカリストを務め、ハイリ・ケンチッヒとはそこで出会った。彼女は1983年にドイツレコード批評家賞を受賞し、Vocal Summitを創立した一人でもある。これまでの共演者は、アンソニー・ブラクストン、高瀬アキ、佐藤允彦、富樫雅彦、巻上公一、ジョエル・レアンドル、梅津和時、沢井一恵、八木美知依、齋藤徹、バール・フィリップス、ウルス・ライムグルーバー、ジャック・デミエール、その他多数。1982年から日本での演奏も定期的に行っているが、その他にもヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、ロシアでの音楽フェスティバルに参加し、演劇、ダンス、映画やラジオ演劇のために、作曲家、女優、シンガー、そしてパフォーマンスアーティストとしての活動を行っている。
www.laurennewton.com

ハイリ・ケンツィヒ Heiri Känzig(ベース)

ニューヨーク生まれで、スイスに在住するベーシスト/作曲家のハイリ・ケンツッヒは世界的に名が知れている数少ないベーシストのうちの一人である。自身の初のLPにてアート・ファーマーと共演したことで、彼の名前は一気に世の中に知られるようになった。その後も、ベティ・カーター、ヘレン・メリル、ピエール・ファーブル、ウィーン・アート・オーケストラ、ジョン・スコフィールド、ケニー・ホイーラー、チコ・フリーマン、ネーナ、ラルフ・タウナー、デイヴ・リーブマンなど数え切れぬほどの著名なミュージシャンとの共演を果たす。2002年にローレン・ニュートンと共演した経緯から、デュオの結成に至る。2016年にはSUISA財団のジャズ部門賞を受賞した。「僕はメロディーが好きなんだ。メロディーは絶対に欠かせない。」とハイリは言う。彼の演奏の多様性と卓越性は目を見張るものがあり、もはやベーシストとしては名人の領域に達しているのだが、スポットライトに当たるのはあまり好みではないようだ。その代わりに、ハイリは自身の音楽をより有意義なことに役立てたいと考えている。すなわち、演奏を通して共演するミュージシャンや、聴衆と相互に影響し合う関係性を創りたいと考えているのである。
www.heirikaenzig.com

 

山崎阿弥(声)

声のアーティスト、美術家。自らの発声と声の反射をつかって空間の音響的な陰影を感得しパフォーマンスやインスタレーションを制作する。声を手掛かりに世界の成り立ちを追求する。近年は「坂本龍一The Stone at The New School」(’17) 「Experimental Intermedia 2017」 (w.刀根康尚, Phill Niblock’s studio) 「Voice, Boundary, Gravity」(‘17, Cathy Weis Project)「声が灯す夜のとばり」(’17, w.佐藤直樹, アーツ千代田3331)「Sounds to Summon the Japanese Gods」(’16, Japan Society NY) 「声の徴候」(’16, 京都芸術センター)「火影に夢を見る」(’15 , w.首くくり栲象,旧東京電機大学) 「トーキョー・エクスペリメンタル・フェスティバルvol.09」(’14, TWS本郷) 「Sonic City 2013 Liquid Architecture」(RMIT)のほか、国立国際美術館やアーツ前橋でのワークショップ講師、大河ファンタジー『精霊の守り人Ⅱ』(NHK)ナレーションと声による音響効果、宮崎駿監督作品への声の提供、TEDスピーカー等、多岐にわたり活動する。Asian Cultural Council グランティ(’17)、国際交流基金アジア・フェローシップ(’18)。
http://amingerz.wixsite.com/ami-yamasaki
Photo by Tadasu Yamamoto

 

ヒグマ春夫(映像)

映像作家・美術家。’90年度文化庁派遣芸術家在外研修員としてNYに滞在、ビデオインスタレーションをリサーチする。その成果発表が国立新美術館で「DOMANI・明日」展として開催され映像インスタレーションと映像パフォーマンスを行う。最近「中之条ビエンナーレ2017」に参加し、映像インスタレーション&パフォーマンス「農の精神と農具の魂」を発表する。
http://higuma.art-studio.cc
写真撮影:加藤英弘

2017年「中之条ビエンナーレ2017」会場:旧五反田学校(中之条町)
2016年「The Memory of A Season Bird」5月26日〜28日/(Busan)
2015年「現在進行形ー野外展 2015」10月5日(月)〜11月23日(月)/会場:原峰公園 里山の森の中・ゆう桜ヶ丘ギャラリー
2014年「田人の森に遊ぶ・ART MEETING 2013」会場:いわき市田人町(いわき市)
2013年「朗読劇・山頭火物語」作・朗読:中村敦夫、演出:窪島誠一郎、美術:ヒグマ春夫(長野)
2012年「2012 波浮港国際現代美術展」会場:旧波浮小学校(大島)
2011年「第2回 国際アートフェス in 沼田」 会場:旧南郷小学校(群馬)
2010年「Ombres et Lumieres」HAKU-FUKU公演(サンマロ市・フランス)
2009年’06年 大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレ(新潟)
2008年「落花水・思索」公演(リール-3大学/フランス)
「落花水・思索」公演(川崎市市民ミュージアム/神奈川)
2008年〜ヒグマ春夫の映像パラダイムシフト継続中
    ’90年度文化庁派遣芸術家在外研修員ニューヨークその成果発表を’08年「DOMANI・明日」展(国立新美術館)
2007年「ART KAWASAKI 2007」会場:アウマンの家・周辺広場(川崎)
2006年「落花水・思索」公演(北京、上海)
2006年〜ACKid継続中(キッド・アイラック・アート・ホール/東京)
2006年 日本ーイラン現代美術展(横浜赤レンガ倉庫1号館)
1996年 「体感する美術’96」(佐倉市立美術館/千葉)
2005年 ライブ・インスタレーション「深層風景」(府中市美術館/東京)
2004年 個展「水の記憶・ヒグマ春夫の映像試論」(川崎市岡本太郎美術館/神奈川)
     The Shining Sun・日本の現代美術展(テヘラン現代美術館)
2003年 「ヒグマ春夫 フリオ・ゴヤ」展(黒川INN美術館/福岡)
2003年 「UFUK」展(Ankara、Istanbul/トルコ)
2002年 第5回岡本太郎記念芸術大賞展で優秀賞
2002年 釜山ビエンナーレー2002(釜山市立美術館/韓国)
2001年 「3人展」(宇治山哲平美術館/大分)
2000年 「垣根を超えて」公演(Experimental Intermedia/ニューヨーク)
http://higuma.art-studio.cc

 

花柳輔礼乃(日本舞踊)

昭和42年(1967年) 10月 (故)花柳輔夫師(当時流儀理事)に入門
昭和47年(1972年) 2月 花柳流普通部(名取)合格
昭和49年(1974年) 12月 花柳流専門部(師範)合格

輔夫師入門にともない、長唄、清元、民謡等の稽古を始める
昭和52年(1977年) 輔夫師逝去により (故)花柳輔三朗師(当時流儀理事長)のあずかり弟子となる
その後輔三朗師逝去により (故)三代目家元 花柳壽輔師に師事
昭和46年(1971年)頃から稽古(代稽古)を始め、1975年頃から門下生の稽古を始める
後、(故)輔夫師の稽古を引き継ぎ、振付を始める
小劇団の稽古、ワークショップなども始める
昭和56年(1981年)頃から(故)輔三朗師の門下、女優・沢田雅美氏の勧めで芸能活動を始める
以後 商業演劇出演し、振付・所作指導などを手掛ける
ワークショップも並行して継続
平成8年(1996年) 日本民謡協会の活動として、米国オークランドのディズニーワールド内エスコートセンター、オーストラリア・オペラハウス(ステージング)、ソウル大使館(出演)等々に参加
平成10年(1998年) (故)菊地淡狂師の勧めにより、日本民謡協会会員となる
現在、協会少年少女、青年部の民舞の特別講師を務め、数々の公演・協会活動にも民舞として参加
20年近くにわたり、古典舞踊を基盤として活動し、報知新聞社主催の舞踊会(現在は終了)に出演
現在は花柳流名取10数名を含む数十名の門下生をかかえ、創作舞踊演劇集団「Oh!Dreaming!」及び舞踊勉強会「礼の会」を主宰
樋口一葉ゆかりの地にある内幸町ホールにて「葉衣」上演に参加
振付、ステージングなどを担当し、自らも出演
平成27年に10周年を迎えた藤沢市の創作盆踊りの振付を手掛けた
芸能活動としては、沢田雅美公演への出演を皮切りに、田村高広全国公演舞踊ショーの振付、コロッケ公演、芝居振付、など多数
現在は伍代夏子全国コンサート、リサイタル等の振付、テレビドラマ出演、振付、他演歌歌手のPVの振付などを手掛けている

 

坂本弘道(チェロ)

多種多彩なセッション及びソロ、「パスカルズ」などのバンド活動、早川義夫、遠藤ミチロウ、友川カズキ、UA、川上未映子、荒井良二、中村達也、七尾旅人など、共演・サポート多数。近年は寺十吾の演出作品を中心に数多くの舞台音楽を手掛けている。シスカンパニー『グッド・バイ』『草枕』『遊侠 沓掛時次郎』『黒塚家の娘』『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』、近藤公園・平岩紙 二人芝居『あたま山心中~散ル、散ル、満チル』、『関数ドミノ』、流山児事務所『オケハザマ』、シビウ国際演劇祭参加作品・台湾阮劇團×流山兒事務所『馬克白:マクベス』等々。音楽ドキュメンタリー映画『WeDon’t Care About Music Anyway』(監督:セドリック・デュピール & ガスパール・クエンツ)出演。音楽監督として映像作品では、『緑子/ MIDORI-KO』(監督:黒坂圭太)、『zone存在しなかった命』『みえない汚染 飯館村の動物たち』(監督:北田直俊)、『きよこのくら』(監督:中村智道)等々。

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