John Zorn’s COBRA

9月14日(金)19:30-21:00

コブラは、1984年にジョン・ゾーンが作曲したゲームの理論を応用した即興演奏のシステム。約10名のプレイヤーが半円形に一人の指揮者的人物プロンプターを囲んで、19枚のカードとそれに対応したサインによって音楽が作られていく。Jazz Art せんがわ開始当初から演奏されてきた。プロンプターは、ジョン・ゾーンに唯一信任を受けている巻上公一が担当。

演奏者
プロンプター 巻上公一

大熊ワタル(クラリネット)
小埜涼子(サックス)
北陽一郎(トランペット)
坂出雅海(ベース)
柴田奈穂(ヴァイオリン)
ジョニー大蔵大臣(声)
ヨシダダイキチ(シタール)
ルネ・リュシエ(ギター、ダクソフォン)
ルジオ・アルトベッリ(アコーディオン)
ジュリー・ウル(チューバ)
マートン・マデルスパック(ドラム)
ロビー・キュスター(ドラム)

 

■プロフィール

巻上公一(プロンプター)

ヴォーカリスト、プロデューサー。1978年結成のヒカシューのリーダーとして作詞作曲はもちろん、声の音響やテルミン、口琴を使ったソロワークやコラボレーションを精力的に行っている。トゥバ共和国の喉歌ホーメイは日本の第一人者、97年から毎年トゥバやアルタイから音楽家を招聘、喉歌国際交流を組織している。テルミンは、通常の奏法を逸脱したカンフースタイルを確立。口琴はバシコルトスタンのローベルト ザグレッヂーノフを師とし、ゾルタンシラギーの発明口琴をはじめ、様々な口琴を使いこなす。98年には口琴オペラ『ぼくは頭をびょんびょんした』を作・演出。歌らしい歌から歌にならないものまで歌う歌唱力には定評があり、それらの音楽要素を駆使する演劇パフォーマンス(チャクルパシリーズ)のクリエーターとしても活躍している。また、ヨーロッパ、アジア、アメリカなどの世界のさまざまな音楽フェスティバルにも招聘される他、〈JAZZ ART SENGAWA〉〈Festival Neo Voice〉〈湯河原現代音楽フェスティバル〉〈John Zorn’s COBRA〉など、ユニークなフェスティバルやシリーズ公演をプロデュースしている。最新アルバムは『TOKYO TAIGA』(tzadik)。ソロヴォイス作品に『KUCHINOHA』『KOEDARAKE』、口琴作品に『ELECTRIC EEL』(3作共にtzadik)、テルミン作品に『月下のエーテル』(doubt music)、歌のアルバムに『民族の祭典』『殺しのブルース』(bridge)など多数。ヒカシューの新作『あんぐり』が2017年10月に発売される。
http://www.makigami.com/

 

大熊ワタル(クラリネット他)

1960年広島県生まれ。80年頃からポストパンク黎明期の東京アンダーグラウンドシーンで活動開始。当初シンセサイザー、ノイズギター等担当。次第に生音の有機性に注目、20代半ばでチンドン屋に入門しクラリネット修行開始。

90年代、クラリネット奏者として自己のグループ「シカラムータ」を始動。超ジャンル的で実験性や即興性、ストリート感覚に満ちた音楽性は国内外で話題となる。近年はチンドンユニット・ジンタらムータでの活動でも知られ、両バンドでの海外公演多数。
ほかにも国内外の様々なプロジェクト、映画・演劇とのコラボレーション、文筆など領域を超えて出没中。
http://www.cicala-mvta.com/

・主な参加プロジェクト:A-Musik、ソウル・フラワー・ユニオン(同モノノケ・サミット)、SOLA(Lars Hollmer)、Half the Sky(Henry Cow関連)
・主な共演者:クリス・カトラー、ダグマー・クラウゼ、デレク・ベイリー、トム・コラ、ハン・ベニンク、フランク・ロンドン、ラーシュ・ホルメル、The Klezmatics

 

小埜涼子(サックス)

音楽家。アルトサックス奏者。愛知県名古屋市在住。
名古屋を拠点とし、即興演奏活動を主としながらも、ブルース、ロック、ノイズやプログレなどジャンルを超えた活動や様々なライブ、レコーディングにも参加。多種多様な活動の中でもその音楽性は一貫してソリッドでロマンチックなインタープレイを目指す。近年のソロ活動では美しさを追求し、独自のリズム感と倍音を巧みに使った循環呼吸、重音奏法などを積極的に取り入れた幻想的な即興とメロディーの狭間を行き交う不思議で豊かな音を放出しアコースティックとエレクトロニクスの境界線を超えたメロディックで美しい音を目指す。
http://www.onoryoko.jp/

 

北陽一郎(トランペット)

Trumpetでは、クラシックから即興演奏まで幅広く演奏している。1991年より渋さ知らズ、2003年よりシカラムータ、ベツニ・ナンモ・クレズマーに参加し、国内のフェスティバルはもとより、ヨーロッパ等で多くのコンサート・フェスティバルに参加し、世界中の演奏家と共演。John Zorn’s COBRAにも参加している。最近では、特殊奏法を用いたトランペットソロに取り組んでいる。
オリジナルコンピュータソフトNinja Jockeyを使ったLaptop – Ninja Jockeyでは、ダンスの野々ユキノとのユニット「KO-ON-TEN」で、国内はもとよりヨーロッパ・アメリカでコンサートを行っている。
2006年より、即興についてのレクチャー・講師によるミニコンサート・即興ワークショップを行う即興芸術研究会を不定期に開催している。
渋さ知らズ、シカラムータなどでのCDのほか、1996年に法律と音楽を融合させた「ラップ憲法」、2005年に「KITA Ninja Jockey KO-ON-TEN WARSAW LIVE」、2014年にSoon KIM、井野信義とのトリオ「KIK」で「Hotel the Strasse」。クラフトワークの初期メンバーEberhard Kranemannと「ONE WORLD-ONE SOUND」、「SPONTANEOUS COMPOSITIONS」の2枚のCDをリリースしている。

 

柴田奈穂(ヴァイオリン)

6歳よりバイオリンを始める。
これまで、クラシックを仙崎明子氏、タンゴをフェルナンド・スアレス・パス氏、ポップスを中西俊博氏に師事。
アストル・ピアソラの音楽に衝撃を受けアルゼンチンタンゴに傾倒する。
2006年単身アルゼンチンに渡りバンドネオンのワルテル・リオス氏をはじめとするブエノスアイレストップミュージシャンたちとファーストソロアルバム「ブエノスアイレスの冬」を現地レコーディング。
「LAST TANGO」主宰。2013年ファーストアルバム「LAST TANGO」をリリース。
2015年ブエノスアイレスでレコーディングしたセカンドアルバム「La Usina -LAST TANGO en Buenos Aires」をリリース。
2012年東京タンゴ祭、2015年奈良タンゴ祭出演。
2012年より西塔祐三とオルケスタ・ティピカ・パンパに参加。
2015年公開映画荒井晴彦監督「この国の空」で演奏、アレンジを担当。
その他、エフェクターを使用したソロ、エレキベース西村直樹とのデュオ「NaoNaho」や、アコーディオン熊坂路得子とのデュオ「トワトワト」でもオリジナルな世界を展開中。
また、下田逸郎、木村花代、宍戸留美、原マスミ、さねよしいさ子、石川まぎ など、多数のミュージシャンたちと共演。
現在、タンゴで培った音色を生かし、ジャンルを問わず、全国各地サポートを含むさまざまなライブシーン、レコーディング、海外公演、などでも精力的に活躍中。
京都出身。東京在住。

 

ジョニー大倉大臣(声)

アコースティックパンクバンド「水中、それは苦しい」のギターボーカル。1972年石川県金沢市生まれ。1992年早大在学中に活動開始。「知らない歌を歌わされて困っている様子を見せる」という拷問に近い初ライブでデビュー。以降やりたくないことだけを続け26年、よくない思想やお薬に頼らず、不平不満を漏らさない活動には定評がある。ミュージシャンの他、俳優、ラジオパーソナリティー、司会、大喜利選手、ライターの経歴もあり「SUMMER SONIC」TBS「あらびき団」映画「モテキ」ドラマ「ヤメゴク」等出演多数。
水中、それは苦しい公式サイト https://suichu.jimdo.com/

 

ヨシダダイキチ(シタール)

1996年からインドにてシタールとインド音楽を学ぶ。
200年近くに渡りシタールの可能性を探求しているイムダッド派の7代目ウスタッド・シュジャート・カーンの弟子。
YOSHIMI (Boredoms/OOIOO) とのユニットSAICOBABA、SAICOBAB、様々なアジア楽器のポリリズムと歌唱法を取り入れた AlayaVijana、シタール5〜30台を使ったユニットsitaar-tahで国内外のレーベルより多数のアルバムをリリース。
また「ファティマとセミラ」「テュリ」「タラ」をUAに楽曲提供、奄美民謡の朝崎郁恵のアルバム「はまさき」をプロデュース。
秋田民謡・梅若会、アルナングシュ・チョドリィ、アリフ・カーン、スダマニ、ヘナード・モタ、パトリシア・ロバート、ジム・オルーク、デバシシュ・バッタチャリア、フェルナンド・カブサッキほか多様なジャンルの音楽家と共演。
日本国内にとどまらず台湾、中国、韓国、インドでも公演を行う。
多数の音楽祭、TV番組「題名のない音楽会」「ムジカ・ピッコリーノ」「ヨルタモリ 世界音楽旅行 -インド-」等やラジオ番組への出演、映画「マンガをはみ出した男ー赤塚不二夫」エンディング曲参加、シタールとインド音楽に関する本「シタールのほん」執筆など、多方面でボーダレスに活躍。
https://www.yoshidadaikiti.net

 

ルネ・リュシエ(ギター、ダクソフォン)

1957年モントリオール生まれのギタリストであるルネ・ルシエはケベックの現代音楽の重鎮である。彼の日々の活動は即興演奏、サウンドトラックの作曲や、シャンソンの演出などに費やされている。
これまで手がけた映画曲は60曲を数え、その中には多くの人々に絶賛されたロベール・ルパジュの「映像の風車」(2008-2012)も含まれている。また、1989年にポール・ギルソン賞を受賞した、言葉と歴史についての革命的な作品「言語の宝」を含む、約30枚のアルバムをリリースしている。
カナダとヨーロッパにおいて、様々な規模での即興演奏や共演を行いながら、多数のプロジェクトやグループ(Conventume, Les 4 Guitaristes de l’Apocalypso-Bar, Keep the dog, Fred Frith Guitar Quartetなど)での活動の中で、自身の名を広めてきた。ジル・ゴベル、ロベール・マルセル・ルパジュ、ジャン・デロム、マルタン・テトレオ、ハンス・レシェル、ウジェヌ・シャブルム、詩人のパトリス・デビアンや、ケベック人のバイオリン演奏者リエット・レモンとのコラボレーションも注目されてきた。
NOWオーケストラ、バンクーバーのハード・ラバー、ケベック現代音楽カンパニーやニューヨークのバング・オン・ア・キャンの合奏のための作曲を手がけるなど、コンポーザーとしての経験も豊富である。
芸術に対する真摯な姿勢、そして革新的なスピリットと、カナダの新しい音楽への貢献が評価されフレディ・ストーン賞を受賞。また卓越した創作活動を行う芸術家に贈られる、カナダ芸術委員会のヴィクトール・マーティン・リンチ・ストントン賞も受賞した。現在は実験的かつ、幅広い創作活動を追求し続けている。

 

ジュリー・ウル(チューバ)


ケベック生まれ。ジュリー・ウルはチューバ奏者として20年間活動を続けている。大学で、クラシック音楽を学ぶ。演奏のみならず、作曲や編曲も行っている。2007年以来、さまざまなスタイルの音楽(ジプシー、ファンファーレ、ポップ、ジャズ、即興)に専念してきた。 2007年と2013年にはQuebec Council of Arts and Letters(CALQ)の支援を受け、フランスにてミシェル・ゴダールのプライベートレッスンを受ける。チューバの理解を深めるために、下記の様々なアーティストとの共演を行ってきた:デヴィッド・ブルーネ、マルコ・カリアリ、ルネ・ルシエ、ザラジボジプシーオーケストラ、ドリアン・ファブレグ、キース・コウナ、ストラダのファンファーネ、ブノワ・ロシュロー、ブリジット・シュート・オービンなど。 さらに、彼女は現在、チューバでインストロメンタル音楽をつくる自身のプロジェクトDJUを手がけている。

 

マートン・マデルスパック (ドラム)


1983年ブダペスト生まれ。4年後にカナダに移住し、マデルスパックの音楽キャリアが若くして始まった。16歳までヴァイオリンを学び、それ以降はオーケストラの打楽器奏者としても活動した。ヴァンサン・ダンディ大学にて、エドゥアルド・ピップマンのもとでジャズドラムの学位を取得し卒業。モントリオール大学にて、ジュリアン・グレゴワールやロバート・ルルーのもとでパーカッションを学び、2006年に音楽のバカロレアを取得。そこで、様々な楽器のクラスで研鑽を積むと同時に、ホセ・エヴァンジェリスタやサイモン・ベルトランドに師事し、作曲を学ぶ。その後、アフロキューバからトルコ、インド、バルカンに至るまで、世界の4つの地域の文化の体験を通して、リズムに対する理解を深めた。2009年にはマドリードで数ヶ月を過ごし、デヴィッド・パラダのもとで、フラメンコのリズムをマスター。イスタンブールにて、ミジーリ・アフメットと出会い、ダラブッカを習得。その後、彼はマルチインストルメント奏者として、ダニエル・フィンツィ・パスカのディレクションのもと、サーカス団エロイーズの作品”NEBBIA”に出演。2006年以降、彼はケベックのアーティストによる10枚以上のアルバムに名を連ねている。

 

ルツィオ・アルトベリ(アコーディオン)


アコーディオン奏者の孫として生まれたルツィオ・アルトベリは、8歳のときに初めてアコーディオンを与えられた。数年後、モントリール音楽学院のコンサヴァトワールにて、パーカッションを学び(1997年から2001年)、その後に再びアコーディオンを学び始める。同時期に、「マヌーシュ」というグループを結成し、モントリオールで8年間グループ活動を行う。2002年に、「マヌーシュ」は最初のアルバム「Apprenti Moustachu 」を、その3年後に「St-Urbain Café 」をリリースした。2009年の春には、3枚目のアルバムを発表した。
2004年に、アコーディオンによるシクステット「Fiszarmonia」、そしてバスクラリネットとアコーディオンによるデュオ「Ironico Orkestra」を結成し、2007年11月にデビューアルバムをリリースした。2001年に、「Fanfare Pourpour」に参加し、その2年後にアンサンブルとともに、「Le Bal」を収録した。「Fanfare Pourpour」の3枚目のアルバム「Karousell Musik」のレコーディングにも参加。2002年〜03年には、「Jeszcze Raz」でアコーディオンを演奏し、マルコ・カリアーリとともに「Che la vita」の編曲や録音を行った。2006年以降は伝統のフォークグループ「Bon Débarras」のメンバーとなり、そこでも作曲やアレンジを行っている。これらのバンドとともに、ルツィオは作曲やアレンジメントの能力を鍛えあげた。信頼できる自身のアコーディオンとともに、トラディショナルな音楽のこちらからあちらへと旅をするようにして、シンガーを支えている。ドキュメンタリー映像やテレビシリーズ、映画、演劇、そしてしばしばコンコルディア大学映画科の学生たちのために、音楽を制作している。

 

ロビー・キュスター(ドラム)


1977年スイスのジュネーブ生まれ。1990年にバンクーバーに移り住み、ドラムとの恋が始まった。 それから28年モントリオールに住み続け、あらゆる種類の音楽に積極的に関わってきた。ソロでの作曲プロジェクト「Rooster」と、Parick Watsonとの長期にわたるプロジェクト「Black LeGary」というプロジェクトを手がけており、ミュージシャンとフリーランスのディレクターをしている。
主にジャズを専門としており、ユニークなスタイルと多彩な演奏スタイルが特徴。2000年9月より、モントリオールにてMishka Stein、Simon Angell、Patrick Watsonに師事。これまでに5枚のアルバムをリリースし、ヨーロッパ、北米、メキシコ、オーストラリア、中国、日本、そして最近はインドなどで演奏を行っている。2012年および17年にモントリオールケベック交響楽団とともにアムステルダムのロイヤル・カウンシルにてコラボレーション。
スタジオでのレコーディング、作曲、ライブ演奏すべてを好む。

 

昨年の様子 写真:池田まさあき

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