ルネ・リュシエ クインテット RENÉ LUSSIER – Quintette

このプロジェクトのために、2016年12月から定期的に私の作曲した曲を一緒に演奏してくれている格別なミュージシャン達を集めることができた事は幸運である。このバンドは「ワーク・イン・プログレス(現在進行形)」であり、メンバーのそれぞれが優れたソリストでもある。私は彼らの多様な才能を引き出すことに夢中になり、彼らからインスピレーションを得ながら、彼らとともに限界を超えることに挑んでいる。
このバンドでは、緻密に書かれた曲を、それぞれの役割を交代させながら演奏している。5つの重なり合うパーティションが全員で共有されるよう、一種の幾何学的変化をそれぞれの役割の中に作る。私が今まで探求してきたあらゆる実験音楽から生じる、対話型かつ参加型のプロセスであり、多くの共同時間が要求される。作曲家のアイデンティティを守りながら演奏者に多大な自由を与え、有機的に即興演奏することと、作曲された音楽をいかに共存させるかがチャレンジである。その結果、多彩で遊戯的、精確でありながら分裂した無秩序な楽器演奏となる。

星は一列に並んだ。このプロジェクトは私の作曲家としての、また演奏家としてのキャリアの中における新しい道しるべである。音楽表現の新しい息吹として、皆様と共に分かち合えたら嬉しく思う。

-ルネ・リュシエ

ルネ・リュシエ プロフィール

1957年モントリオール生まれのギタリストであるルネ・ルシエはケベックの現代音楽の重鎮である。彼の日々の活動は即興演奏、サウンドトラックの作曲や、シャンソンの演出などに費やされている。

これまで手がけた映画曲は60曲を数え、その中には多くの人々に絶賛されたロベール・ルパジュの「映像の風車」(2008-2012)も含まれている。また、1989年にポール・ギルソン賞を受賞した、言葉と歴史についての革命的な作品「言語の宝」を含む、約30枚のアルバムをリリースしている。

カナダとヨーロッパにおいて、様々な規模での即興演奏や共演を行いながら、多数のプロジェクトやグループ(Conventume, Les 4 Guitaristes de l’Apocalypso-Bar, Keep the dog, Fred Frith Guitar Quartetなど)での活動の中で、自身の名を広めてきた。ジル・ゴベル、ロベール・マルセル・ルパジュ、ジャン・デロム、マルタン・テトレオ、ハンス・レシェル、ウジェヌ・シャブルム、詩人のパトリス・デビアンや、ケベック人のバイオリン演奏者リエット・レモンとのコラボレーションも注目されてきた。

NOWオーケストラ、バンクーバーのハード・ラバー、ケベック現代音楽カンパニーやニューヨークのバング・オン・ア・キャンの合奏のための作曲を手がけるなど、コンポーザーとしての経験も豊富である。

芸術に対する真摯な姿勢、そして革新的なスピリットと、カナダの新しい音楽への貢献が評価されフレディ・ストーン賞を受賞。また卓越した創作活動を行う芸術家に贈られる、カナダ芸術委員会のヴィクトール・マーティン・リンチ・ストントン賞も受賞した。現在は実験的かつ、幅広い創作活動を追求し続けている。


出演ライブ
9月14日(金) 18:00-19:30 John Zorn’s COBRA
9月16日(日) 16:30-18:00 Quebec/Japanプログラム
ルネ・リュシエ クインテット/原田節×巻上公一

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