クリス・ピッツィオコス Chris Pitsiokos

活性化するニューヨーク即興シーンから登場したハードコア・ジャズの彗星、クリス・ピッツィオコス

古くは60年代「ジャズの10月革命」以来、アヴァンギャルド精神が現代まで継承されるニューヨークに彗星のように現れた若きアルト・サックス奏者クリス・ピッツィオコス。高校時代にクラッシック・サックスの第一人者フレデリック・ヘムケに師事し高度な演奏テクニックを身につけ、コロンビア大学時代に前衛ジャズと電子音楽に傾倒。2012年大学卒業と同時にブルックリンの即興シーンに登場。ノイズと同質のノンブレス奏法の高速タンギングで数多くの前衛ミュージシャンと対等に渡り合い、ソロ、デュオ、トリオで完全即興作品をリリース。一方では様々な音楽要素を融合し既存の枠組に捕われない作曲能力を発揮、「Chris Pitsiokos Quartet」「Chris Pitsiokos Trio」「CP Unit」といったリーダー・グループを率いて、作曲と即興、そしてジャンルの境界を超えた新たな音楽領域に挑戦している。2016年11月にはジョン・ゾーンが経営するニューヨークの伝説的ライヴハウス”The Stone”で1週間のレジデンシー・コンサートを行った。活動範囲はアメリカに留まらず、2度に亘るヨーロッパ・ツアーで現地のミュージシャンと共演している。
ジャズ、フリー・ミュージック、パンク/ハードコア、ノー・ウェイヴ、ノイズ、エレクトロニック・ミュージック、現代音楽といった幅広い音楽性を含有し、高度な作曲能力と驚異的な演奏テクニックでサックス一本で世界中の音楽シーンと交歓するピッツィオコスこそ、21世紀アヴァンギャルド・ミュージックの台風の目と言えるだろう。(文・剛田武)

ディスコグラフィー

Weasel Walter & Chris Pitsiokos ‎– Unplanned Obsolescence (ugEXPLODE 2012)
: Weasel Walter (ds), Chris Pitsiokos (as, electronics)

Chris Pitsiokos, Weasel Walter & Ron Anderson ‎– Maximalism (Eleatic Records 2013)
: Chris Pitsiokos (as, electronics), Weasel Walter (ds), Ron Anderson (g)

Chris Pitsiokos ‎– Oblivion/Ecstasy (Self Release 2015)

Chris Pitsiokos & Philip White ‎– Paroxysm (Carrier Records 2015)
: Chris Pitsiokos (as) , Philip White (electronics)

Weasel Walter & Chris Pitsiokos ‎– Drawn And Quartered (One Hand Records 2015)
: Weasel Walter (ds), Chris Pitsiokos (as)

Chris Pitsiokos Trio ‎– Gordian Twine (New Atlantis Records 2015)

(c)anna ekros


出演ライブ
9月17日(日)19:30-21:00 巻上公一ディレクション ヒカシュー×クリス・ピッツイオコス

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